みどりとすずめ

2.在来種【湯風呂】


在来種の茶畑【湯風呂】

湯風呂地区は、むかしむかし、近くに湧く冷泉を沸かして、近所の人たちがお風呂に入っていたことから「湯風呂」という地名になりました。この湯風呂山のてっぺんに在来種の茶畑があります。
特定の品種ではなく、さまざまな個性の木の集まり。
一つとして同じ種はない、多様性の茶畑。
茶畑も様々な茶葉の色がパッチワークのように広がります。

ヤマドリが住む茶畑

この湯風呂の茶畑は、周りが山に囲まれているため、時折ヤマドリやキツネ、タヌキ、アナグマなど、野生の動物たちがやってきます。

20年以上農薬を使っていないので、動物や鳥たちも住みやすい環境になっていると思います。

希少な茶樹

「在来種」は、品種茶と違い種から植えられて育てられたお茶で、流通している全てのお茶の3%のみと言われている貴重なお茶です。私たちが育てるオーガニックの在来種は、肥料も与えすぎず限りなく自然に育つので、土地が持つエネルギーや茶葉本来の甘みや爽やかさが楽しめます。

樹齢80年の長寿の茶樹

戦後すぐに種を植えた長寿の茶樹たちですが、今でも元気です。
挿し木ではなく、種から育った在来種の木は、地中に深く根をおろし、大地の栄養をたっぷり受けて育ちます。

「在来種」の味の特徴

●緑茶:若竹色のお茶。青々しい香りと青海苔のような風味。素朴な野性味は在来種ならでは。
●焙じ茶:さっぱりとして飲みやすく、食中や食後にも美味しいお茶です。
●紅茶:爽やかですっきりとした味わい。

紅茶

在来種紅茶
おひさま紅茶

焙じ茶

在来焙じ茶

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