やまなみの茶畑【追分】
やまなみ品種の茶畑は、豊緑園の茶工場のすぐ近く追分地区にあり、1976年(昭和51年)に新富町 豊緑園で一番最初に植えられた茶畑です。
広々とし、澄んだ空気が流れる、とても気持ちの良い茶畑です。
茶畑の真ん中にある畑道の交差点は、特に気持ちよく、私たちのパワースポットになっています。
姫ほたるが舞う茶畑
またこの畑で育つ「やまなみ」の茶樹の中には、姫ほたるが生息しています。
姫ほたるの幼虫たちは、茶畑の土の中にいるカタツムリなどを食べて育ちます。
農薬・化学肥料を嫌い環境の良いところにしかいない蛍たち。
毎年5月に舞ってくれることは一番の喜びで、私たちの自慢の茶畑です。
「やまなみ」の味の特徴
渋みが強いですが、香りがとても香ばしく、宮崎県内では数が減ってきていますが、私は大好きな品種です。
桜を思わせる香りと、すっきりとした味わいの中に含む香ばしさ。後にはミントのような清涼感が残るお茶です。
「やまなみ」の歴史
明治24年に中国の湖北省から在来種の種子として日本に伝わった。
昭和27年からこの畑から個体調査が始まり、昭和28年から選抜された茶樹により育成・試験を開始された。
1965年に宮崎県総合農業試験場茶業支場により「やまなみ」として品種登録された。
樹姿は直立・樹勢は強く、葉の形は楕円形・濃緑色。寒耐性・耐病性も強い。
まず香りがしてくる煎茶です。姫ほたるが舞うくらい、環境の良い茶畑で育ったお茶をどうぞお楽しみください。